先日のメンタルヘルスプロコースの特別講師は香葉村真由美先生。
元々は小学校の先生をされていて、作家でカウンセラーで教育アドバイザーで、講演活動を通じて「子どもたちの光るこえ」を届けていらした方。
リアル講座で、楽しみにして一番前で講義を聞いていました。
実際の授業を受ける感じで、「起立!礼!」から始まり、返事は「はいっ!」質問に対して、全員手を挙げて、挙げ方もまっすぐ上に!、と色々なルールを最初に説明される。
皆んな元気よく「はいっ!」と言う。
正直、勘弁して・・・と思った。私の一番苦手なやつ。
それから、小学2年生の「キラキラ朝礼」の映像を見た。子ども達がみんなイキイキと大きな声で楽しそう・・・
でも、私がもし、このクラスだったら、間違いなく登校拒否しただろうな・・・と思いながら見ていた。それほどにみんなキラキラしていて、気が引ける。
スレきった私は「ブラック企業の朝礼」をイメージして、背筋が寒くなった。
そして、矢継ぎ早やに「あなたの強みはなんですか?はい、○○さん!」とあてていく。
「整理整頓が得意です!」「字が上手です!」みんなハキハキと答える。
運悪くあてられた。思わず「特にありません!」と言ってしまった。先生は「今は思い浮かばないということですね」といって先に進めた。
ああ・・・この場から早く出たい!いち早くこの空間から逃げたい!!
そしてさらに落ち込む・・・「ああ…強みが浮かばない。誰にでもあるという強みが、浮かばない…」
それからの授業もものすごく抵抗があって。
なので、授業が終わった後、皆は先生を囲んで、本のサインをもらったり、食事会に行く人もいる中、一番最初に逃げるように教室を出た。
先生自体はきっと素晴らしい人なんだろう。色々辛いこともあって、そのたびに乗り越えられてきて、色んな人に寄り添える人なのだろう。
でも、私は超苦手。初めて会った人なのに、なんで、こんなに嫌な気持ちになるんだろうと考えた。
きっと小学校時代の先生が好きではなくて、何気ない一言にいつも傷ついていたから。
もう何十年も前のことなのに、嫌な思い出が一気によみがえってきたのだ。楽しいこともいっぱいあったし、さして問題もなく、無事に過ごしてきたはずなのに、あの時、スルーしていた感情がいきなり押し寄せてきた感じ。可も不可もなく目立たない子だった。
だから先生もノーマークで、きっと私のことを覚えている先生はいないだろう。
講座のタイトルは「心の声との向き合い方」
ちょっと違う感じで自分と向き合ってしまった、心をえぐられた講座だった。
でも、これからを生きる上で必要な時間だったのだと思うことにした。
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