アセスメントツールの話

雑記

キャリアコンサルティングの場面では、相談者の問題解決や職業能力開発の目標設定を助けるためのアセスメントツールと呼ばれる心理検査等を活用することがある。

で、キャリコンを目指す私達も、課題の中でこのさまざまなアセスメントを自身でためしてみることになる。実際に受けるとなると、どれも有料なものなので、ここぞとばかりに色々な課題に挑戦してみる。

昨日はYG性格検査を実施。これは12の尺度で構成されていて、各尺度に10の質問があり、回答して、数値化して、集計していくと、5つの性格タイプが分かるというもの。

私は「不安定不適応積極型」・・・って「不」が二つもついている(-_-;)

「自分にとって不利益なことがあったりすると不安定になることもあるが、積極的で外交的な面が目立つので、良い方向性を見つけられれば優れたリーダーシップを発揮する可能性が高いです。」とある。情緒面に不安定な傾向があり、性格的には活動的外向的だが、社会的不適応をおこしやすいのだそうだ。

なるほど、わからなくもない。だから、どうだ、と開き直る。

一般職業適性検査(GATB)というのは中学生から45歳くらいまでを対象とした、まさに、職業能力評価を問われる検査で、知的能力、言語能力、数理能力、書記的知覚、空間判断力・・・などのテストを時間制限ありで、実施されるのだが、この検査、私世代には、認知機能テストのようにも思えて、やってみたはいいが、引くほどできない。問題の前に必ず練習場面があるのだが、「はじめ!」でえ?え?と考えてるうちに「止め!」となり、前問を引きずっているうちに次の問題が始まり、また、え?え?で、ジタバタ・・・の繰り返し。検査結果は専門機関から返送されるらしいが、もうあまりの不甲斐なさに落ち込む・・・

自己概念を反映する職業的行動を測定し、職業志向性を測定する「職業レディネス・テスト」で、「興味あり」となった職業は、私にとってはどれも現実離れしたものばかり。イラストレーターだの宝石デザイナーだの!そんな職業は興味があるだけじゃできないんだよ!とブツブツ・・・そして、基礎的志向性では、対情報志向が強く、「知識、情報、概念、データなどを取り扱うのが好き」で、対人志向が一番弱い。「人と直接かかわっていくような活動が好き」ではないのだ。じゃあそもそもキャリコンの適性なしじゃん!!と突っ込む・・・

職業生活37年の間で、職場研修でも、エニアグラムとか、PBIとか、本当に色々なアセスメントを受けてきて、そのたびに「あなたはこんな人」と認識させられてきた。そのたびに「へぇ~」どまりで、その時の結果なんて覚えてもいない。本当はアフターフォローが大切なんだろうな。その先のことを一緒に考えていかないとアセスメントの意味がない。「やりたいこと」と「できること」をマッチングさせていくのがキャリコンの仕事でもあるんだろうな。

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