墨彩画教室 レッスン4

水彩画教室のこと

本日のお題は「小さな秋みつけよう」

和紙にザクザクと描く。

「渇筆法」という墨をかすれた感じで描く図法をやってみることに。

面相筆より、割りばしに墨をつけてすっと描くといい感じにかすれて、なんとも心地よい。

今回は画材選びにひと苦労あった。

事前に、先生から秋っぽい画材を用意してくださいね。と言われていたのだが、なかなか浮かばない。

最初に「焼いたサンマを描こう!」と思って、検索したけれど、やっぱり写真やイラストではなく、実物を見て描きたい! でも私は小骨のある魚は嫌い。息子たちが居なくなった今、家でサンマは焼かないし焼いても食べない。画材にするだけに買うには、今年のサンマは高すぎる!

う~ん、やっぱり枝ものだ。できれば、色をいっぱい使いたいから、可愛い実のついてるヤツ。そうだ、先週、アナベルのリースを作った時に見たかわいい枝もの。名前はわからないけど、アレがいい!そう思って、今朝、オープンと当時にお店に駆け込んだが、あいにく無かった。ものすごく残念!

なんで、あの時、買っておかなかったのかと後悔。ミニカボチャと風船トウワタは買ったのに。

風船トウワタも一応スケッチしてみたものの、見てる分には面白いが、絵ぢからのない私が描くと不気味だった。何より全部がみどり色・・・

風船唐綿

それで、速足の散歩がてら、近所の公園をうろついて、落ち葉探しをすることに。

いい感じに色づいて、形もよくて・・・今日ばかりは下向いて、ウロウロ。

葉っぱ、枝・・・と思って近所を見ると、マンションや個人宅の玄関の植込みなんかに、色々な枝ものが植えられている。

いい感じの枝ぷっりではあるが、勝手にもらうわけにもいかず、やっぱり落ち葉を探す。

ウチにも少しはあったんだけれど、もう何年も前に枯らしていて、それ以来、玄関のちいさな植込みには雑草ボウボウ。仕事辞めたら、ここにもいい感じの枝ものを植えよう!と小さく決意。

適当な枯葉と、ミニカボチャ、あとは先々週、生協で買った季節の花の残党、枯れかけの吾亦紅。

これで何とか画材完成!

和紙に描こうとするも、思いのほか滲む。その滲みっぷりに、最初はどうしていいのかわからない。色がちゃんと出てくれない。水のつけすぎ!?

でも描いているうちに、その、筆を置くたびに、じゅわ~と滲む感じが心地よくなる。

透明水彩も滲ませて描くから。それで、隣の色と図らずも混ざってしまい、ぶわ~っと滲んでしまうのだが、そこで出現した色がまたいい感じだったりして。

実は、透明水彩を習い始めたころは、どうにも、この滲む感じが苦手だった。

パステルで描くと、ぼかした感じにはなるが、滲まない。混ざった感じにはなるが、それぞれの色はちゃんと存在する。上から色を重ねて、混ざるけど混ざらない。だから、私は本当はパステル画が習いたかったのだ。

まあ、でも、淡い透明水彩もいいなと、絵が描けて、色が塗れたらいいか・・・と飛び込んだのが今の絵画教室。

そもそも、描けないくせに、画材を選んでる場合じゃない。

画材の心理効果としては、

パステルの、色の境界線をやわらかく、ぼかした表現は、さまざまな感情を調和させたり、強い感情を緩和させたいという心理状態が反映されるらしい。

水彩絵の具は、偶然に混ざり合う色の美しさを体験することによって、感情も循環していくらしい。

私は多分、この「予想外」が苦手だったのだ。自ら、境界線をぼかしていくのは得意でも、予想外に、偶然に、滲んだ色を体験するのは苦手。

これ、私の人間関係と同じ。

ようやく、偶然に混ざり合う色の(人の)、滲んで、はみ出した感じでも、心地いいと感じることができるようになったということか。。。

今日の作品

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