墨彩画教室だった

水彩画教室のこと

久々に墨彩画教室に参加。今回のテーマは絵馬。

お正月らしい来年の干支、ウサギの絵馬を描く。

母は卯年だった。雰囲気もおとなしいウサギに似ていたので、何となくウサギは母のイメージなのだ。そんな思い入れのある卯年なのだが、父の喪中なので、年賀状は書かない。

せめて、絵馬にウサギを描こうと、色々デザインを考えたのだけれど、独自に思いつくはずもなく、結局かわいいと思った卯年の置物をモチーフに、表側に描いた。

初日の出にモノ思うウサギ。雪が舞う・・・

で、裏側には、大好きな日本画家の松岡歩さんの絵柄を真似してみた。「春走」。

色味を失敗してしまって、プーさんに出てくるピグレットみたいになった・・・

確かピグレットは子豚だったよな。

でも、ウサギだよ!春になったら、私は走り出す!そんな願いを込めて。

他の生徒さんの作品はどれも素晴らしく、売り物!?と思うほど、とても上手に描けていた。

私は相変わらずへたっぴだな。でも、緊張しながら、何度も何度も白を重ねて、一生懸命描いたから、気に入っている。

誰かが、表は雪吹雪、裏は花吹雪ですね!と言ってくれた。

そう、花吹雪の中、私は走り出したいんだ。

前回参加したのは2月。ちょうど父が亡くなった前日だった。あれからほぼ1年か・・・なんて感慨深い。去年の今頃 父は生きていた。急に悪化した間質性肺炎で、まともに息ができてなくて、しんどかった時期じゃないかな。

そんなこと言うなら、12年前の卯年には母は生きていた。

父が脳卒中で倒れた年だったから、色々大変だった年だったけど、元気でキビキビ動いていた。まさか、2年後にあっけなくこの世を去ることなんて、誰が予想しただろう・・・。

その後父が10年あまり施設で過ごすことになるなんて、誰が予想しただろう・・・。

だから、先のことなんて、いいことも悪いことも、誰にもわからない。

「「今ここ」を生きてください。」今日行った施術の先生に、また言われた。

「先の山は見てもいいけど、取りあえず、足元を見て、1歩1歩進んだ方が、楽だし、楽しいですよ」って。

そして、過去に執着するのもよくないって、分かっていますよ。でも、考えちゃうんですよね。長いことそうして生きてきたから。

今日は年に一度のお楽しみ、M-1グランプリ決勝を見て、大河鎌倉殿の13人の最終回を見て・・・

どうやって段取り組もうか、なんて、どうでもいいことを考える。

とりあえず、今はシアワセってことかな。

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