当たり前だが、医療は確実に進歩している。
先日、大河ドラマ「青天を衝け」で幼子をはしかで亡くす悲しい場面があった。
私も1歳の頃はしかにかかり、何故だかその前日に種痘の接種をしたこともあって、高熱が続き、本当に死にかけたらしい。
祖母が夜中に私を抱いて近所の医者に行く途中、犬に追いかけられて、必死で走った・・・という笑い話?をよくしていたが、
当時の祖母の顔がどれほど必死だったかと思うと胸が熱くなる。私がこうして生きているからの笑い話なのである。
今から20年前、次男は10カ月でロタウイルスに感染した。水も何もうけつけず、ひたすら下痢と嘔吐を繰り返す。
ちょうどGW前で、何かあったらダメだから入院しておきましょうということになった。
その時の先生の言葉「昔はこの病気でよく幼子が亡くなってたんですよ。なんせ脱水症状が激しいでしょう。でも今は24時間点滴ができるから、全然大丈夫ですよ。」
結局5日の入院で、3日目くらいには元気になった。ずっと付きっ切りでわたしがへとへとになったけれど、ああ現代に生きていてよかった・・・と心から思った。
大人は免疫があって、感染しないらしかったが、私は入院初日の夜に病院のトイレから出られなくなった。あまりのしんどさにナースコールを押しかけた。翌日看護師さんに話すと「あはは~感染しちゃったんですね。。。」と笑われた。そこは笑うとこじゃないっ(怒)と思ったが、これも今となっては笑話。
ついでに、育休あけ職場復帰1週間前の話。
だから、今のコロナ禍が、「あの時は大変だったけど、今は薬もあるし、全然大丈夫ですよ」とサラっと話せる時が来るに違いない。と思うのです。
コメント
「透明なゆりかご」の再放送を一気に見て、
命のはかなさに散々涙したタイミングで、こちらのブログを読ませてもらいました。
命を、特に幼い子の命を守ろうとする話では、まわりにいる人たちの深い愛情に胸がいっぱいになってしまいます。
ブログではみんないい思い出、笑い話になっていて、本当によかったです。
コロナ禍も、「あの時は大変だったけど、乗り越えられてよかった。」と笑いあいたい。
大阪に、私の大事な大事な人たちの大半が住んでいるので、心からそう願っています。
ホントに、このコロナ禍を早く思い出バナシにしたいです!