私が学んでいるアートセラピーというのは、この色が好きな人は、こんな人です!という色占いとは違う。あなたにはこんな色が似あいます!というのとも違う。
まずは、自身の「無意識」のふたを開けるために色を使うのです。
人は、受け入れられない願望や感情を「無意識」の箱に閉じ込め蓋をする。
「無意識」に抑圧された感情や執着は形を変えて人の心身に影響を与える。
本当に気づかぬうちに。長い時間をかけて。
自由に絵を描いたり、塗り絵をすると、その時の気分によって、モチーフや、色が違ってきますよね。人それぞれ出方は違うけれど、何等かの無意識を反映していることが多いんです。そうやって、自分の無意識を意識化させていく作業は、十分セルフセラピーになるのです。そして、次の段階で、時々に描いた心境を、今度は言語化させていく。「なんで私がこのモチーフを描きたかったのか、どうしてこの色を塗ったのか」。そのお手伝いをするのがアートセラピストなのだと思うのです。 私は今、色彩心理を学び、適切な言葉がけのためにアクティブコミュニケーションを学んでいます。そして、今はその前の基本中の基本として、まずは自分の無意識と対話をしている最中。これが相当やっかいなのですよ。
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