一心寺 納骨供養大法要

雑記

去年、父の納骨をした一心寺から、「昨年に納骨された諸霊の供養大法要を行います」という案内を頂いたので、お参りに行ってきた。

一心寺では毎年、4月の26、27日の2日間、前年に納骨した諸霊に対し「年次納骨供養大法要」と称して、大々的に回向してくださる。

母の時も行ったな。2015年だった。

母は2013年に亡くなったのだけれど、お墓をどうするかで、迷って、結局一心寺に決めて納骨をしたのが、2014年だったから。

今日は朝から大雨だった。でも休暇をとっているので、絶対今日行く!と決めて、小雨になったのを狙って家を出た。雨だし、平日だし、混雑はないかな、と思っていたのだが、ちょっと甘かった。

そもそも、お参りにくる大多数は年配者。平日も休日もないのだ。そして、一人では来れないので、お付きが必要で、参拝人数は膨れ上がる。近場の駐車場は長蛇の列。

皆さん、動作も超ゆっくりなので、なかなか列も進まない。

一心寺に行くたびに、

杖をついて、ゆっくり、ヨタヨタ歩く婆さんを見るたびに、

未来の自分を見ているようで、さて、私はあと何年、このスタスタ歩きでこの坂を登れるんだろう・・・と考える。ヨタヘロになったら、誰がお付きで来てくれるんだろう。息子たちは寄り添ってくれるだろうか。受付でもたもたする私を助けてくれるだろうか。

弟と二人でヨタヨタもたもた、ちっちゃいジジババが参拝することになるんだろうな。

ちょっと切ない・・・

話しを戻して、本日の大法要。人員整理をする人数がハンパなく多かった。道に5M とおかず人が立って案内をしてくれる。きっと怖ろしく混むのだろう。今日はまだマシということか。

受付は少し手前にある三千仏堂で。

案内はがきに受付印をもらって、回向記念?のお線香をもらった。

その後一心寺に入って、またロープが張られた道順を進む。超流れ作業。一回目のお焼香。その後案内の道順を進み、本堂方向へ。骨佛様の前でお焼香。その後本堂へ。本堂では大坊主軍団が読経されていて、正面に焼香台があって、そこで順番にお焼香。ここがメイン。

ずらっと並んだ坊主軍団は装束も美しく、圧巻で、もっとじっくり見てお参りしたかったのだけれど、そこは流れ作業なので、すぐに出口に案内され、一心寺ご用達の絵蝋燭やらの物販ブース?を抜けておしまい。まるでディズニーランドのアトラクションのよう。

本堂の壁面にはいつも見ない、五色の幕があって、色彩を勉強している身としては、なんで、緑、黄、赤、白、紫?と不思議に思ったので、調べてみた。

これは五色幕と呼ばれるもので、寺院の落慶の法要や灌仏会(花まつり)などの年間の大祭で寺院の壁面や堂内の入り口にかけられる。

この色にはお釈迦様の身体の部位が表現されているということ。

緑は毛髪、黄は身体、赤は血液、白は歯、そして紫は袈裟なのだそうだ。五色全て集まると、それはお釈迦様そのもの。寺院は五色幕を飾って、お釈迦様のお姿や教えに包まれている事を表現されているのだとか。

仏教の寺院であることを示す仏教の幕だった。

一心寺を出ると、小雨は上がりかけ。これからお参りに向かう高齢者がゆっくり押し寄せるなか、かりんとう饅頭を買って帰宅。

明日、職場でみんなで食べよう・・・

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