一心寺 納骨

雑記

12日に一心寺で、2月に亡くなった父の納骨を済ませた。

宗教行事的にはアリかナシかは不明だが、初盆だし、一気に納骨も!ということになった。弟もそう頻繁には帰って来れないし、できるだけ纏めて・・・

父には山形に先祖代々の墓があるらしい、が、私は5歳くらいの時に法事で行ったきりで、弟に関しては記憶すらないらしい。

そんなもんだから、母の時も一心寺で供養してもらうことにしたのだった。

そもそも一心寺は法然上人が開かれた浄土宗のお寺だそうだけれど、今は宗派を問わず受け入れてくださる庶民の寺、お骨佛のお寺、として有名で、一心寺に納骨すると、お骨を粉末凝縮化して「お骨佛」を10年ごとに造立して供養してくださる。

弟は最初「○○家の墓」というのにこだわりがあったらしく、母の時には、何とかしてお墓を建ててあげようとしていた。

ただ、弟は独身で、せっかく建てても、彼の代で終わる。母は生前から「一心寺のお骨佛さんがいい。いつでも、みんながお参りしてくれるし。」と言ってたし、親戚一同は賛同していたのだが、彼は最後まで、長男として、お墓にこだわっていた。

一心寺のような雑多でザワザワしたことではなくて、落ち着いたお墓がいい、とマンション型のお墓まで見に行ったらしい。

そうこうしているうちに弟は仙台に転勤が決まって、さすがにお墓の面倒は見れないと悟ったようで、母の希望どおり一心寺に埋葬した。

母の時はそんなにこだわっていた弟なのに、父の時は、当然一心寺で!と葬儀の時から、調べて、骨壺を一心寺使用(直径9cm以下高さ11cm以下)にしてもらって、準備万端だった。

一心寺では、埋葬希望のお骨が増えに増えて、「お骨佛造立の限界」を理由に2021年からお骨制限がされるようになり、小さな骨壺のみ埋葬可能となったのだ。なので、葬儀社に最初から、「一心寺に埋葬します」の意思を伝えて、小さな骨壺を用意したもらったのだった。

3月のお彼岸でお参りに行ったとき、受付で納骨についての段取りを聞いて、ついでに納骨の申込書もゲットしてきた。9年前の母の時と比べてお値段が倍ほど上がっていた💦

納骨冥加料は2、3、5万円から選ぶ。

そして、永代供養料が20万円から。33年間年忌の法要をしてもらえる。年忌の案内はがきでお知らせしてもらって、可能であれば参詣。行けなくても回向してもらえる。

永代供養は極めて重要。

お墓を建立して、なんだかんだで500万円くらいかかるらしいから、これはかなりリーズナブルなんだろう。しかもその後の墓管理の手間もない。

気になったら、自分の都合でいつでもお参りできるし、年忌法要や「お施餓鬼」を申し込めば、数分ではあるが、故人のために回向してもらえる。

かなり現代にマッチしたシステムだと思う。人気があるのも頷ける。お骨佛を拝めば故人と仏様の両方を拝むことができる!というのもいい。

ただ、超流れ作業なのだ。

最初に受付で、申込書を提出して、卒塔婆と経木を書いてもらって、会計を済ませる。

平日ではあったけど、お盆期間だし、気合いれて、受付の開始時間(9時)前に行ったら、もうすでに長蛇の列だった。待つこと40分。ようやく、骨壺と卒塔婆をもって本堂へ。

本堂では二手に分かれて、どちらで待つか、入口で指示される。それぞれに祭壇があり、それぞれに、読経をする位の高そうな坊さん、お付きの坊主さん、卒塔婆整理や案内をキビキビする若いめの坊主さん、と大体3人制で回している。それぞれ1時間程度で入れ替わるようだ。

受付台の上に骨壺と卒塔婆を置くと、お世話坊主がテキパキと順番に整理。

そのシステムは・・・

受付台にもろもろを提出すると、祭壇前の大広間でランダムに座ってその時を待つ。

名前を呼ばれて、控えの椅子に座る。祭壇に故人の卒塔婆と骨壺が置かれる。読経の坊さんに経木が渡さされると、案内されて、焼香をする。その祭壇前は父の卒塔婆で、読経も父のために読んでくれている。焼香を済ますと反対側の椅子に座って読経を聞く。その間は父のための空間。この読経の長さは冥加料で変わるらしい(*´Д`)

それで、父のための読経が終わりそうになると、キビキビ坊主が冥加菓子をくれる。その後納骨堂に案内される。

私達の読経が終わりそうになると、キビキビ坊主が次の○○家の卒塔婆を祭壇にセットし、読経坊主に同じく経木を渡す。そして止まることなく、次の○○家の空間が始まる。

さて、納骨の私達は骨壺を持って、納骨堂の今のお骨佛様の前で再び坊主の読経。こちらは祭壇で読経していた坊さんより少し位低め?な感じ。短めの読経。

「ではお預かりいたします。本日はよくお参りくださいました」と骨壺をお渡しして終了。本堂での待ち時間入れて2時間くらいかな。

ちなみに父の骨が入ったお骨佛は2027年に開眼されるらしい。

母のお骨佛は2017年、納骨約22万体で造立されている。

母と父は絶対に同じお骨佛じゃないだろうな。と思っていたけど、やはりその通りになった(-_-;)

その後、祖母と母の経木焚上(たきあげ)供養をしてもらうべく、また長蛇の列に並び、経木に戒名を書いて祭壇に置いた。その後は本堂でまとめて供養してお焚き上げしてくれるらしい。母と祖母のお骨佛に蝋燭と線香を供えて、お賽銭を入れて終了。

猛暑の中、汗だくの業は終わった・・・

すこし離れたパーキングに車を取りに行くと、お盆料金20分500円だった!

支払金額4,500円也 (*´Д`)足元見てるよね~

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