絵が下手なワケ

水彩画教室のこと

小さな子どもは最初2次元の絵を描く。

自分からしか相手が見えてない時期で、たとえば「自分と母は同じにんげん」と思っているのだそうだ。

やがて成長段階で自分とほかの人は違うのだと認識してくると、相手の立場を考えるとか、想像するとか、ぐるっと回りから見ることができるようになって、ものを立体的に見ることを学習し、三次元の絵を描くようになるらしい。

私は絵がドヘタだ。

頭では理解していても、上手く立体的にものを描くことが出来ず、困っている。

最近通い始めた絵画教室で、影をつけて描くとそれらしく見えることを教わった。

最初に対象物に触って質感を感じてから描くことも大事だと教わった。

 ただ、私の視点はブレブレで、見る角度によって、影をつける部分が微妙に変わってきてやはり難しい。ある方向から見ると影に見えていても、角度を変えると光が当たって明るく見えたり。力の入れ具合で感触も変わる。ああ難しい・・・

人生においては360度いろんな角度から見てみないとわからないこともあるじゃないか。ちょっと視点を変えるだけで、光にも影にもなるし感触も変わる。色彩心理を勉強していると、こんなことを言ってみたくなる。

 私は子どもの頃にぐるっと回りを見ることばかり学習してきたはずなのに、それが三次元の絵に生きてこない。リアルな空間認知能力は養われなかったんだな。きっと。

色彩心理のアートワークでは正解がないから、どんな絵を描いたってかまわない。

でも、絵画教室では、やっぱり上手に絵が描きたい!

ここは、色彩心理のワークを忘れて、視点を固定させて描くほうがよさそうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました