ジェンダーレスの夜明け

雑記

たまたま見たテレビ番組でジェンダーレスについて討論していた。

今のジジイが絶滅しないと、日本じゃ多分無理だな。

そもそも、女社長とか、女性経営者とか、女医とか、なんで職業にわざわざ「女」をつける?

圧倒的に数が少ないからだろう。だからって、女性の活用を強制する制度もおかしい。優秀な人に性別は関係ないだろう。AIに任せて上から順に採用すればいい。一番平等だろう。多様性な社会を目指してるんだろ。だったら、いちいち強制するな。と言いたい。

私が進学、就職の時代は、男女雇用均等法というのも無く、育った環境からも、女に学は必要ない、適当に就職して、結婚退職して、子どもを産んで専業主婦になる。というのが「女の幸せ」と決まっていた。

その価値観の中で、当時流行った三高をゲットするために少しでもいい企業に就職する、その近道は短大に行くこと。少しモヤっとしながらも、本当にそれが一番!と思い込んでいた・・・はずだった。

結果、そのモヤモヤを今も引きずっている。

 

就職した会社では、東大出の総合職女性が何人かいたけれど、皆本当にしんどそうだった。

「女のクセに」そんな陰口を何度聞いただろう。

一般職のキラキラ女子だった私たちは確かにモテた。飲み会の誘いも多かったように思う。「女の子はこうじゃないと・・・」みたいなことを彼女たちの同期男性は言っていた。きっと「女の子は自分たちよりバカがいい」と思ってたんだろう。

私たちにしても、東大卒女性はそもそものレベル感が全く違っていたので、同じ女性とは思えなかったから「特別な人達」だった。ストレスから体調を壊し、退職した人も知っている。

「アタマが良すぎるのも不幸かも」なんて思っていた。

 

それっでも少しづつ時代は変わり、女性管理職が生まれてくると、選ばれし彼女たちは超絶エラくなっていった。

選ばれし彼女たちはほぼ間違いなく「酒豪」だ。オッサン上司の誘いを断ることなく、なんなら酒量で圧倒してきたのだろう。男性並みに。そして、多分いろんな時間やものを犠牲にしてきたんじゃないか、組織の中で黙々と戦ってきたんだろうな、と勝手に思っている。

同じ年のエラい女性管理職と面談なんかすると、こちらの立場は圧倒的に下なのだけれど、「本当にお疲れ様です」と心から思ってしまう。私なんかには想像できない苦労をしたんじゃないかと。これからの女性の立場を切り開いていくために。

それで、自分がとてもちっぽけに見えて、わたしは何を頑張ったんだろうと、いつも思う。私の周りの狭い世間に流された選択は本当に正しかったのか。もっと勉強して(さすがに東大はあり得ないけれど)挑戦して、そんな人生もあったんじゃないかと。

 

そんな時に必ず浮かぶ詩。「Any」 byミスチル

今僕のいる場所が探してたものと違っても、間違いじゃない、きっと答えは一つじゃない。何度も手を加えた汚れた自画像にほら、また12色の心で好きな背景を描き足していく・・・

だよな。

私なりに走り続けて、ゲットした今の環境も十分ありがたい。

まだまだ12色の心で好きな背景を描き足していける!

ついでに、いつでも多様な自分の価値観で自由な選択が可能になる、ジェンダーレスの夜明けも願って。

 

コメント

  1. ジャムパンヌ より:

    こんにちは♪
    今週も、いろんなことを考えさせ、思い出させてくれる内容でした。
    ありがとうございます。
    私も短大卒です。高3の夏まで、4年制大学を目指していたのに、
    魔が差して?就職に有利な短大がいい、と楽な道に進みました。
    それから数年間は、勉強に真剣に向き合うことなく過ごしてしまいました。
    いつしか学歴学力コンプレックスと仲良くなっています(^_^;)
    私も、偉大な人の言葉を、飴ちゃんでもなめるように、つぶやきつつ頑張ります
    「これでいいのだ!」
    「みんなちがって、みんないい!」
    元気が出ます(^^♪

    • cocoanpan cocoanpan より:

      コメントありがとうございます。
      学歴コンプは子どもたちの進学、就職のたびに増幅されてゆきました。
      この執着からはなかなか解放されません(-_-;)
      こうなったら、こんな自分をいじらしく思って、認めてあげて、
      コンプレックスとも仲良くなろうと思います。。。

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