次男編①
6才違いの次男の場合は、長男とは真逆で先生のウケはよかったが、パシリ気質が災いして、いじめっ子たちのカモになりかけていたので、人間関係をリセットさせるべくお受験。
長男の時に親も学習したセオリーどおり、2年生から公文に行き、受験勉強を始めるなら、早い方がいいんだ、と小学校3年生から進学塾へ。
絶対大変になってくるお弁当作りから逃れるために、お弁当が注文できると評判だった馬渕塾に。(だが、塾の仕出し弁当は不味いから、という理由で、結局2食の弁当を作るハメになった。)入塾テストは散々だったが、3年生からだったので、何とか入れてもらった。
そこまでやれば、長男より少し偏差値の高い中学へ行けるかな、なんて考えていた。
だが、コイツは長男と違って、やらされてる感がハンパなかった。そして、3年生から始めたダラダラ感といったらなかった。やはり4年生がベストなタイミングなんだろう。
現に4年生から入ってきた同級生に、余裕で抜き去られていった。
結局、長男と同じ中学を第一志望にした。
けれど、長男の時と違って、何がなんでも、地元の中学には進ませたくなかったから、第二志望の学校を抑えておかないとマズい。有利になると聞いた受験校主催の模試を受けさせまくり、息子抜きで個人懇談まで申し込み、第二志望の学校の先生に、「併願日程での受験となりますが、私としては御校が第一志望でして、、、」とぬけぬけと言った。子どものためなら、何でもできる。第二志望校も息子には合ってるなと思ったのは事実だし。この行動は正解だった。と思っている。
何故なら、ものすごいハプニングに見舞われたから。
次男編②
受験日の1週間前に息子はインフルエンザになった。予防接種も受けていたのに。高熱が出て、大事な1週間を棒に振った。
もっと想定外だったのは、私の母が受験日の5日前に急逝したから。
私が今まで生きてきた中でもっとも辛かった日。あまりの突然に何をどうしたのかも覚えていない。長男の大学センター試験とも重なった。
折れそうになる心、でも、子ども達に動揺が伝わらないよう、しっかりしないと。
子ども達にとっても大好きなおばあちゃんだったはずだ。最愛の母を亡くしてズタボロだったけれど、私もこの子たちのお母さんだから、しっかりしないと。と心を奮い立たせた。この話はまたにします。
で、結果、第一志望の中学のA日程に不合格となった。泣きべそをかく息子。心がエグられる。長男の時と違って、私の祈りが足りなかったからじゃないか、パワーストーンを握りしめてなかったからじゃないか、と自分を責めた。でもまだ、試験は続く。
何とか気持ちを立て直し、息子を励ました。第二志望の中学は失意の中での受験だったが、例の私のがんばりが効いたのか、何とか合格だった。
後は第一志望の中学のB日程がある。ただ、上位校落ちのリベンジ組と戦うことになるから、ギリギリ第一志望の偏差値だった息子は圧倒的に不利だった。でもそこは私学、2度も受験した心意気を買って欲しい。そして長男が在学した学校だ。兄弟加点はしてくれないものか。と、また真剣に、今度は亡き母に祈った。こんな時にあっという間に逝ってしまって、どうしてくれるんだ。と泣きながら、祈った。
不思議なことがあるもので、色んなラッキーが重なって、息子はリベンジ合格できた。
怒濤の1週間だった。
ただ、息子はこの時、受験運をすべて使いつくしたのかもしれなかった。。。
兄弟2人ともタイプが違うが、中高6年間で、それぞれに合った友人と巡り合い、いい感じに過ごしてくれたと思う。めでたし、めでたし・・・
なんてことにはならない。勉強の面だけでいくと、実はここからが大変なのだ。
To be continued・・・
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