聞く耳 -アートランドにて③

色彩心理のこと

聞く耳を持たない親には、カウンセラーの声はおろか、子どもの声も届かない。

アートランドに子どもを通わせている親の中には、「子どもに自由制作をさせている、私はそばで見守るイケてる母親。」そんな意識高い自分に満足して、実は子どもをよく見ていないと感じる親がいる。

白いワンピースを着てきて、絵の具で汚れた子どもの手にのけ反り、作品をブランド物のカバンに入れるために、除菌シートで拭きまくる。カルテに「充実してます!」とわざわざアピールして、自分はカラフルな色を使ってぬり絵をする。

隣で子どもが塗っている色は、赤と青で塗り込めらた絵。

「僕はカラフルじゃなくていい。いつもいらない。」3歳の子どもがぼそっと言った。あの声は母親には届いてない。幼稚園だか小学校だかの受験の実績作りのために通っている感じ。

「今、お子さんが夢中になってること」欄にたいてい「レゴが得意」とか「国旗に興味がある」なんて書いてあるけど、親がそうさせてるだけだよな。

それ、私もやってきたことだから、よくわかる(笑)

スタッフに対しては「子どものいいところを探して報告してね。それだけで十分。私のことに関してとやかく言わせない。あなた達ごときに!」という感じが漂ってくる。

ああ、そうか。そんな親に育てられると、偏差値が高くて東大卒ではあるけど、人としてどこか欠けたヤツらになるのか・・・

ウチの会社にもいるよな。いわゆる勝ち組と呼ばれる人種。

これまでは。

これからはIQよりEQ(心の知能指数)が大切なのだと思うけれど、あの子が大人になるときはどんな社会になっているんだろう。

少し考えた。

南青山という土地柄、そして、決してお安くない月謝。当然、ある程度のレベルのご家庭が対象となってしまうのは、仕方ないのかもしれない。

こういう活動は、本来の目的を果たしたいのなら、学童保育とかで材料費のみの費用でやるべきなんじゃないの? と思い始めている・・・

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