国家資格キャリアコンサルタント試験のロープレ対策で行き詰りを感じてしまった・・・
この試験は、60分の面談の最初の15分間をロールプレイで行い、その後口頭試問を受けるというもの。
試験時間は15分と5分で20分ほど。
前回の対策不足を補うべく、「多田塾」で研鑽を積むことにした。
会員になれば、週一回の練習会や自主練の対策も整っていて、有益なアドバイスをたくさんもらえる。
さらに課金すると、一対一で見てもらえて、ここでも合格のテクニックや、そもそも対人支援者とは、みたいなことを教えてもらって、精いっぱい励んだつもり。
でも、なまじ歳をとってるし、38年間のキャリアもあって、
自分で苦労して、乗り越えてきた経験談もある。だから厄介なのだ。
クライアントのハナシを聴いていると、どうしても自分の価値観が出てしまって「こうすればいいのに」とか「それおかしくない??」とか、この人はこんな人、と自分でジャッジしてしまう。
これ、最悪。キャリコンとして絶対やってはいけないことなのだ。
そして、長年の職場人生では、判断を仰がれることや、アドバイスを求められたりして、その都度、出来るだけ早く言葉にして、伝えるようにしてきたから、その癖が出てしまう。これもキャリコンとしてはふさわしくない。
クライアントは私の判断や価値観を聞きに来たのではない。もっとゆっくり、寄り添って、「何がこの人を迷わせているのか、この人はなんで相談にきたのか」を聴かなければいけない。そこをしっかり受け止めないと、第一の課題、信頼構築ができないのだ。
相手のことを聞きたくて、どんどん質問してしまう。これも最悪。
今の状況を聞くことは大切だけれど、それだけじゃない。そこに出てきた感情ワードを拾えなければ、話は広がらない。15分間、終始状況確認で終わってしまう。
そして、何より、「間」が大事なんだ。
私はクライアントに考えさせる間を与えない。らしい・・・
ちょっとした隙間に質問してしまう。
クライアントは私の質問に追い立てられているようなのだ そうだ。
「クライアントの思いを聴いてください」
って重々わかってるんだけど、上手くしゃべってもらえない。
そりゃそうだ。追い込み質問ばっかやってるから。
そこで悩む。
キャリコンというより、そもそも私は対人支援者として、素質がないんじゃないか・・・
先週は本番の面談試験だった。
2度目。
前回は全然対策もしてなくて、それでも、こんなもんかな・・・て試験を終わったのだけれど、今回は塾に課金して、そこそこ自主練もしてたから、「やらかしてしまったこと」は客観視できる。
試験のクライアントが良くしゃべる人で、つられて私もポンポン質問して、提案こそしなかったものの、すごく浅い関わりになってしまった(*´Д`)
あれほど、ゆっくり、丁寧に!と言われていたのに。
その後の口頭試問でも、早口でペラペラしゃべって、結局何喋ったんだか覚えてない・・・
サイアク・・・
この試験の合格率は約50%らしい。2人に1人は合格するこの試験に、2度も失敗するなんて、やっぱり受け入れ難い。
何度も挑戦する人もいるけど、私はどうしようかな。
自分の「強み」と感じていた、「切り返しの速さ」と「切れ味の鋭さ」、これを封印して、「ゆっくり」、「間をとって」、「ひたすら聴く」。
とても難しい。
でも、今まで雑にせっかちに生きてきた自覚があるので、このあたりで、もっと丁寧に、自分にも他人にも向き合うのも大切だから。と頑張ったのだけれど、
そもそも私に対人支援なんて出来るのか?という根本的なところが揺るいできた。
キャリコンは「色彩心理をメインとしたアートセラピストとして生きていきたい」、プラスワンとして欲しかった資格だった。そこで、「対人支援者」としての課題を突き付けられて、方向性迷子になってしまった・・・。
さて、どうしたものか・・・本当に悩むなあ・・・
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