登校拒否になりかける・・・

ワーママ奮闘記(回想)

次男はサービス精神過多なところがあって、小学生の頃から、会話では常に気のきいた返しを意識していたようだ。

しかし、そんなにおしゃべり上手でもない、というのも自覚していて、小学6年生にして、多少の生きづらさを感じていたようだ・・・

6年生の頃、次男は登校拒否になりかけた。

原因はものすごく意外なものだった。

当時、毎朝、近所のお友達が誘いに来てくれて、一緒に登校していた。

ある日息子は、「朝の「ピンポ~ン」のインターフォンが嫌で仕方ない。もう学校に行きたくない!」と言い出した。

一大事だ! ワケを聞いてみた。

朝のグループ内で何かあったのか?途中で会うジャイアングループにまた、何かやられたのか?

理由は想定外なものだった。

ウチは小学校の校区の一番端で、学校までは子どもの足で15分程度かかる。

息子はその間の間がもたない、、、と悩んでいた。

息子にしてみれば、朝はぼーっと学校に行きたいに、友達といると、何か場を盛り上げるような話をしなければいけない!と思っていたようで、

朝からそんな面白い話がいくつもあるわけもなく、前日のテレビの話題などもすぐにネタぎれで、沈黙が堪えられないのだそうだ。

芸人でもあるまいし、なんで、アンタが朝から盛り上げなあかんの!?とか

「今日は晴れやなあ~」とか「あの車カッコいいな」とか、見たまましゃべったら?とか言ってはみたが、息子はガンとして、「嫌だ。一人で行きたい。でも友達関係にヒビがはいるので、言えない。だから、学校に行きたくない。」とのこと。

当時の担任は学年主任の先生だったので、相談してみた。

「じゃあ、朝からふざけたりして、学校に着くのが遅くなったりするから、友達の家に誘いに行くのは禁止。ということにしてみます」と言ってくれた。

ところが、当の友達にしてみたら、朝から悪ふざけをしているわけでもなく、遅刻しているわけでもないので、全く自分達のことと認識してくれず、やっぱり朝

「ピンポ~ン」と鳴る。

毎日、何かしら理由をつけて、一瞬遅く家を出る、ことを繰り返していた・・・らしい。実は私はその時間はもう出勤で家を出ていて、対応はいつも主人だった。

先生はその後も何度も、なにかしら理由をつけて「朝、誘い合ってくるのは禁止」と、何だか、今までの教育方針とは違うことを、言い続けてくれたらしい。

が、とにかく名指しが出来ないので、やぱり朝になると、ピンポ~ん。

とうとう私が出勤時間を遅らせて、「なんか、先生が誘うの禁止って言ってるらしいから、これからは一瞬遅れて家出るわ。みんな怒られたらアカンやろ。すぐ追いつくから!」ともっともらしいこと言って、やっと差しさわりなく、朝のピンポンから解放された。

中学生になってからも、朝、友達と会うのが面倒だからと、通学の電車の車両をわざわざ変えていたようだった。

友達といるのは楽しいし、ワイワイ騒ぐのも好きなハズなのに、とにかく朝は嫌らしい。まだ頭が回っていないから、余計な気をつかわず、ぼーっとしていたいんだと。

全くマイペースで変わりモノだ。

「勝手な一人好き」。

私と似ている・・・

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