次男が大学の友達とカレー話をしていた時のこと。
「オカンのカレーってなんか、美味しいよな」という話しで盛り上がっていた中、次男が「ウチのオカンカレーはココイチ(ココ壱番屋)やで」と言ったら、皆が引いたらしい。
私はその話しを聞いて、たくさん言い訳をした。
子どもたちが小さいころは、甘口カレーにリンゴをすりおろして入れてみたり、ハチミツを入れたり、と隠し味をいろいろ試したりもしたし、彩りと栄養を考えて、パプリカを入れてみたり。長男と次男の好みが違ったため、ルーの種類や配分をそれぞれ変えてみたり。
さすがにルーから作ることはできなくて、市販品だったが、私なりに試行錯誤をたくさん繰り返した結果、次男が中学の頃には、カレーといえば、ココイチの宅配!になったんだ。
で、その後次男は「だって、それぞれの好みのカレーで選べるし、プロが作ったカレーのんが美味いに決まってないか?」
「テレビ番組でやってる、オカンのカレーを当てろ!で出てくる子どもも結構な確率でオカンカレーとレトルトカレーを間違えとる。そんなモンやで」と続けたらしい。
でも、ちょっと可哀そうなヤツを見る感じで見られたんじゃないかな・・・
オカンがカレーを手作りしない家 = 一切手作り料理が無い家、と思われたことだろう。
何故だか、そんな風潮。
いや、私は下手ながらも、忙しい中、(手抜きについて)試行錯誤しながら、がんばって料理してきたってば。
お弁当は、レンジでチンが多かったのは否めないけど、玉子焼きは絶対に毎朝焼いてたし、おにぎりも握ったぞ。
今も息子たちが帰ってくると、何かしら手間暇かけた献立をだしてるんだから。
グチグチ言い訳する私に、「あ~、でも、昼に食べるウチの肉うどんは最高やで!」と言う息子。
それは大抵しゃぶしゃぶの残りの冷凍肉やから、肉が良質なだけ。顆粒だし使ってるし、冷凍うどんやし。とてもプロに勝てる要素はないけど、どの店のよりも美味いという。
だから、「ひとの好みなんて、そんなモンやで」
息子よ、機会があれば、是非オカンの名誉を回復しておいてほしい!
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