私が勉強している色彩学校を主宰されている、色彩心理研究家の第一人者 末永蒼生氏が発行されたアートランド通信に載っていたことばが深すぎるので、紹介させていただきます。
「親としての私と個人としての私」というテーマで生徒さんと座談会をされています。その子育てトークを振り返っての言葉の一節です。
「そもそも子どもの幸せと親の幸せは別だということ。心の幸せに関しては子どもは親のコピーではなく、子どもなりにオリジナルのシナリオを書き始めています。親も自分の満足のために子どもを思いのまま操ることはできません。
では、親には何ができるのでしょうか?
それは親自身が“私の幸せ”を生きる勇気を持つことではないかと私は思います。幸せの見つけ方を言葉では教えることは難しいものです。“幸せの見本”を見せることしかできません。
出来ることは親が自分なりの幸せなあり方を生き、それを子どもに見てもらうことでしょう。 親としての建前や役割ではなく、一人の“私としての幸せ”の姿です。そんな親の表情や振る舞いを通して、子どもは幸せの極意を受け継ぐのです。まさに「幸せな子どもは幸せな親を見て育つ」ということですね。それ以外に“幸福の伝授”はできないのですから。」
確かに、私も小さいときから母の嬉しそうに笑っている顔が好きだった。母が楽しそうにしているのを見るのが好きだった。
息子たちもそうに決まっている。
だから、今、私は息子たちの幸せと私の幸せを仕分けして、私は私で楽しく生きていくことにしたのです。心配の種はつきないけれど、勇気をもって。
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