1年遅れの成人式

ワーママ奮闘記(回想)

先日、大阪市から次男の1年遅れの成人式の案内が来た。USJへ招待してくれるらしい。中学から私学で、地元に友達が少ない次男は最初渋っていたが、高校の友人を見つけて、行くことにしたらしい。

次男はコロナ禍で大学の入学式もなく、去年の成人式もなく、スーツを持っていない。

何度か「スーツ買おうか?」と提案してみたのだが、「まだいらん。リクルートの時でいい」と言ってた。

それが、1日前になって、やっぱりUSJに行くから、スーツが欲しいと言い出した。

え~💦 急に、しかも式典に出るわけでもないのに、遊園地にスーツか?とも思ったが、一緒に行く友人がスーツなので、浮かない程度の服じゃないと・・・ということらしい。

で、結局、前日にダンナ立ち合いのもと、少々カジュアルなスーツ風のセットアップにノーカラーのシャツを購入して、前に古着で買った少し上質のコートを着て参戦することにした。

 出かける間際に玄関で写真を撮った。遅ればせながら、グッときた。

長男の時は、大学入学式で買ったスーツで、学校が主催してくれた成人式に参加、ワイワイ楽しかったらしい。

私も保育園0歳児からの20年来のママ友と集まって、現状報告と、当時の苦労話をして、一区切りついた幸せをかみしめた。

なのに、次男の時は、コロナでみんな中止になって、私は彼が成人したことすら気付かなかったくらい。

本人にしてみれば、去年は仲良しの友達と適当に盛り上がっていたし、成人式というものが、どんなものかも知らないし、「それが何か?」て感じだった。

USJでは、旧成人も女子は振袖、男子はスーツだったらしい。

男子はともかく、娘を持つ親だったら、どんなにかこの日を楽しみにしていただろう。

私の時も母が無理して振袖を用意してくれた。そして写真館で写真を撮った。家でも目いっぱい写真を撮った。その点、男子はあっさりしていた。。。

でも、親として一区切りなのには変わりない。その大事な成人式を去年は気付かないままスルーしていたなんて。。。

メディアのせいでもある。去年はどこも成人式は中止か延期で、延期されたGWの式もさらに延期で・・・気の毒すぎて、さらっとしか放映されてなかったんだと思う。

次男はまだ学生だし、心配事も多々あるけれど、とりあえず、元気に成人できて、本当によかった。これからは(も)、彼の人生なんだ、私の価値観での余計な口出しはできるだけ止めよう!と思ったのでした。できるだけ、、、ね。

そして、遅ればせながら、お祝いに、家族で少し気取ったお店で食事会でもしょうか!ということになっている。

そして、そして、次男の最初のスーツ姿が喪服じゃなくてよかったと、ほっとした。

父の容態はあれから変化なく、ずっと苦しい状態が続いている。

伸びゆく新芽と枯れゆく老木。順送り。これが現実。時の流れは、有難くもあり、残酷でもある・・・

コメント

  1. ジャムパンヌ より:

    息子さん、無事に成人されて、成人式にも参列できて、本当に良かったです。おめでとうございます。若い頃は気が付かなかったけれど、人生の節目に関わってくれた人たちの
    事は、ずっと心に残っていきます。大切な思い出が、ご家族にまたひとつ加わったお話、
    心が温かくなりました。

    • cocoanpan cocoanpan より:

      ありがとうございます。
      息子たちは何年かして、気づいてくれるでしょうか。この、なんとも言えない母心を。
      この、20余年間の何だか、すべてのものに感謝したい母心を。

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