空間認知能力と観察眼と

色彩心理のこと
今年の作品展の絵

ちゃちゃっと上手にイラストが描ける人が羨ましい。だからこの歳になって水彩画を習い始めたんだけれど、デッサン力って本当に大事。基本のき。

練習だというけど、教室に貼ってある子ども達の絵を見てると、持って生まれたもののような気もする。

空間認知能力と関係しているらしい。

ということは、方向音痴は絵が下手なのか!? そうに違いない。どっかの文献にはきっと書いてあるはずだ。知らんけど。

そんなことはどうでもいいが、作品展の絵を最後に長らく絵画教室を休んでいて、絵を描いていなくて、色も塗ってなくて、来週は久々に墨彩画のレッスンがあるから、予習しておこうと、テーマのウサギの絵馬に挑戦。

占いによると、芸術の星はもっているようだが、なんとも下手で・・・

絵を描いていて思うことは、絵が上手な人は本当に丁寧に、よくモノを見て、じっくり描いている。ささっと描いているように見えて、実は、葉っぱの付き方とか、動物の骨格とかまでを理解して描いている。だから、雑に葉っぱと花など描いていると、先生から、そんなところから葉は出てない!花びらの枚数が違う!と注意をうける。確かに、ちょっとしたイラストでも不自然さを感じないのは、そんなちょっとした立体の本質を掴んできっちり描けているからだろう。

ちゃちゃっと描いているようで、実は緻密だ。無意識に緻密なんだろうな。

もともとそんな性質があるもんだから、集中力もあって、フリーハンドでもすっとまっすぐな線が引けるし、まんまるな円も描ける。

空間認知能力のなさは仕方ないとして、私も丁寧に物事を観察できるように、もう少し余裕が欲しいな。

余裕があったら絵が上手に描けるわけでもないだろうけど、

余裕がないから何でも雑になってしまう。精神的ゆとりが欲しい。色もそう。何がなんでも色を塗る。塗らない空白という選択ができない。私の塗り絵には空白が極端に少ない。

そんな自分に少し疲れてきた。もう十分頑張ったじゃないか。いい加減、ないものねだりは諦めて、今あるもので、余裕をもって生きてみましょうよ。

そう毎日自分に話かけている。

だけど、

「あと少し、もがいてみたい。もう少しだけ。まだ何もできてない・・・」だって。

凝り固まった自己肯定感の低さはなかなか手ごわいようだ。

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